先進的な情報技術をベースに、アイデアと創造性を掛け合わせたユニークなIT専門家集団として成長してきた電通国際情報サービス(以下、ISID)。同社で大企業の経営管理業務の高度化・効率化に取り組むグループ経営ソリューション事業部では、次世代会計ソリューション「Ci*X(サイクロス)」を独自開発し、事業を急拡大しています。今、ISIDで会計領域に携わる醍醐味とは何か、3名のキーパーソンにお話を伺いました。
グループ経営ソリューション事業部 グループ経営コンサルティング第2ユニット長 兼 一般会計コンサルティング部長/O
グループ経営ソリューション事業部の概要と、一般会計コンサルティング部の役割についてお聞かせください。
グループ経営ソリューション事業部は、大規模な企業グループの経営管理業務の高度化・効率化に寄与するソリューションを提供する部門です。組織は、連結会計、経営管理(管理会計)、一般会計(財務会計)の3つに分けられ、そのうち私が部長を務める一般会計コンサルティング部は財務会計領域、すなわち企業の単体決算業務を支援するサービスの導入・開発を担っています。
日本で連結決算の開示が義務化されたのは2000年のことですが、当社はその16年も前から連結会計ソリューションを提供し続けています。そうした歴史から当社は会計領域に深い知見を持っており、現在約1,000社にのぼる強固な顧客基盤を有しています。
そして2018年、グループ経営を志向する企業に最適化した新しい会計システム「Ci*X」シリーズの提供を開始しました。お客様から高い評価をいただき、経費精算システムと自動仕訳システム「Ci*X Expense/Journalizer」にはじまり、汎用ワークフローシステム「Ci*X Workflow」、グループ統合会計システム「Ci*X Financials」とソリューションを拡充させてきました。現在も日々引き合いが増えており、15%以上の年平均成長率を誇ります。
会計ソリューションを取り巻く市場環境と、ISIDがこの領域を手掛ける意義について教えてください。
じつのところ、一般会計領域のシステム開発を手掛けるプレーヤーは、ここ20年以上大きな変化がありません。SMB(Small and Medium Busines)や個人向けの会計ソリューションは新しいサービスが生まれているものの、グループ経営を志向する大企業向けを手掛けるベンダーは限られ、選択肢はほとんどない状態でした。
そのため、大企業のお客様はシステムが「自社の業務にマッチしていない」「使っている機能は限られているのにランニングコストが高い」など多くの課題を抱えており、現状に満足されていませんでした。そこに当社は勝機を見いだし、Ci*Xシリーズの開発・提供を始めたのです。
一般会計システムはとても古くからある分野なので、「もうすでに完成されたもの」「どのシステムも同じ」といった印象をお持ちの方も少なくありません。しかし、後発となるCi*Xシリーズが今多くのお客様に受け入れられ評価されている状況に鑑みれば、その印象は誤りであり、まだまだ成長ポテンシャルの大きな分野であることがわかります。
ISIDならではの技術力と一般会計業務の知見を掛け合わせることで、会計ソリューションにおける常識を覆していきたいと考えています。
高い評価を得ているCi*Xシリーズですが、その魅力や強みは何でしょうか。
Ci*Xシリーズの最大の魅力は、「使い勝手の良さ」です。お客様の利用シーンを考え抜いて徹底的にUI/UXにこだわった結果、お客様からは「マニュアルがなくても使える」と好評をいただいています。
この効果は、経理部門だけでなく、全従業員の働き方を向上させるものです。日々会計システムを扱う経理部門の方以上に、あまりシステムに触れる機会のない他部門の方々にこそ、マニュアルを探す手間なく直感的に操作できるUIが求められるからです。
また、お客様の業務内容を十分に理解したうえで設計されているのもCi*Xシリーズの強みです。例えば、従来のシステムでは、複数の子会社の伝票を処理する際、会社を切り替えるためにログインし直したり、メニューに戻ったりしなくてはなりませんでした。そこでCi*Xでは、伝票処理の画面から離れることなく会社を切り替えられ、会社を跨いで一度に処理できるようにするなどして実務の手間を省きました。こうした非常に細かな部分まで業務を理解できているのは、長年会計ソリューションを提供し続けているISIDならではといえるでしょう。
これまでの会計システムになかったサービスをISIDで実現できたのはなぜでしょうか。
まず、現場に生じていた手間や課題を「そういうものだ」と軽視することなく、「解決すべきもの」と捉えた点が大きいです。
例えば、一般会計システムの料金体系は「1ユーザーあたり○円」といったユーザー数課金制であることが多く、お客様はコスト削減のため契約ユーザー数を絞り、ログインできない従業員のために別途共有用のExcelファイルを作るなど余計な手間をかけていることが多々ありました。私たちはそうした無駄をなくしたいと考え、ユーザー数によらない新しい料金体系を設計しました。
また、システムを自社でゼロから開発したことも要因として挙げられます。「最適なグループ経営を実現する」「経理部門はもちろん全社員の働き方を変える」といった核となるコンセプトを初期段階で固め、それにもとづいて開発を進めてきたからこそ、革新的なサービスを実現できたのだと思います。
今後の事業の展望についてお聞かせください。
私たちが目指しているのは、グループ経営管理をワンストップで支援できるソリューションの実現です。Ci*Xシリーズは年々拡充し、幅広い会計領域をカバーできるようになりましたが、まだカバーできていない部分も多く残されています。今後もCi*Xシリーズはますます成長していくでしょう。
私たちが今後開発するサービスのなかには、まだ世の中にスタンダードが存在していない、ゼロベースでの開発が求められるものも多くあります。こうした状況にワクワクする方には、ぜひ仲間になっていただきたいです。
グループ経営ソリューション事業部 グループ経営コンサルティング第2ユニット 一般会計コンサルティング部 第2グループ リードエンジニア/T
Tさんは2021年にISIDにキャリア入社されたそうですが、前職でのご経験と転職の経緯についてお聞かせください。
私はこれまで業務アプリケーション開発を行うSIerを2社経験した後、事業会社に転職して自社のコンシューマー向けサービスが使用するバックエンドシステムのプロダクトオーナーを務めました。事業会社で身に付けた技術力を、お客様と直接対話しながら開発を進められるBtoBの仕事で活かしたいという思いが強くなり、2021年にISIDに入社しました。
ISIDを選んだのは、Ci*Xシリーズを通じて、業界初ともいえる挑戦をしている姿に魅力を感じたからです。きっと面白い仕事ができると期待しました。
現在担当している業務と、これまでに取り組んできたプロジェクトを教えてください。
「Ci*X Financials」を開発する50名規模の組織に所属しています。チームは6つに分かれるのですが、そのうち1つのチームのリーダーとして、新機能の開発に取り組むメンバーのマネジメントのほか、リードエンジニアとしてプロダクト全体の技術課題の解決を推進しています。
これまで私が特に注力してきたのは、開発プロセスの改善です。メンバーが開発業務に集中できる環境を整えるため、テストの自動化やアプリケーションのコンテナ化などCI/CD環境の整備を行ってきました。すでに開発生産性の向上や品質の確保につながる一定の成果が出ており、現在もさまざまな施策を進めています。
仕事をするなかで、どういったときにやりがいや醍醐味を感じますか。
自分が「やりたい」と言って提案したことに実際に取り組めるときです。先ほどご紹介した開発プロセスの改善も、誰かに言われて始めたものではなく、私が率先して取り組んでいる施策です。自分の意見がしっかりと受け止められ、裁量をもって取り組める環境はISIDならではだと感じます。また、チャレンジが歓迎される組織カルチャーも魅力です。たとえ失敗する可能性があったとしても、それだけでチャレンジが妨げられることはありません。
私は、いずれCi*Xシリーズ全体の開発をマネジメントする立場となり、シリーズ横断で開発プロセスを改善する施策を進めたいと思っています。お客様からいただくサービスに対するさまざまなご要望に対して、少しでも早く応えられる体制を整えたいですね。
チャレンジが歓迎されるカルチャーはとても魅力的ですね。ほかにもカルチャー面の特徴はありますか。
当社のメンバーは皆、「まずやってみる」という行動力を持っています。与えられた仕事をやるだけでなく、自ら課題を発見し、解決していくことのできる積極性のある人が活躍できる組織です。
こうした行動力、積極性が発揮しやすいのも特徴です。新卒入社者もキャリア入社者も分け隔てなく意見を出し合いますし、むしろ他社での経験や知見が求められる場面も多く、意見を出しやすい雰囲気があります。
どんな方に仲間になってほしいですか。
スクラッチ開発の経験がある方は大歓迎です。しかし当社には、特定の技術に強みを持つエンジニアから、コンサルティングやプロジェクトマネジメントに強みを持つ方まで、さまざまな専門人材が活躍できる場があります。
Ci*Xシリーズはまだ生まれたばかりのプロダクトですが、お客様から寄せられるご評価や期待も非常に大きく、伸び代しかないと感じています。プロダクト開発の黎明期から参画し、プロダクトとビジネスの成長にやりがいを感じる方に、ぜひ当社への応募をご検討いただきたいです。
グループ経営ソリューション事業部 グループ経営コンサルティング第2ユニット 一般会計コンサルティング部 第2グループ グループマネージャー/K
Kさんのご経歴と、現在の担当業務についてお聞かせください。
私は1997年に新卒でISIDに入り、基幹システムやWebシステムなどのスクラッチ開発をはじめ、経費精算システムのパッケージ開発や導入、セールスサポートなどを経験してきました。
そして2017年からCi*Xシリーズのプロジェクトに加わり、現在はグループマネージャーとしてプロジェクト全体を管理しつつ、経費精算システム「Ci*X Expense」のエンハンス開発のプロジェクトリーダーや保守サポートのマネジメントも行っています。
急成長しているCi*Xシリーズですが、お客様に選ばれている理由は何でしょうか。
Ci*Xシリーズがお客様にご評価をいただいている点はいくつもありますが、従来の会計システムとの最も大きな差別化ポイントはずばり「使いやすさ」です。「グループ経営管理が必要とされる」すなわち「非常に多様かつ多数のユーザーが使いこなせる必要がある」大企業での利用を前提としながらも、まるでスマホアプリのようにマニュアルレスで直感的な操作ができるユーザーインターフェースにあると思います。これを実現できた背景には、私たちの開発体制があると考えています。
Ci*X開発チームには、長く既成製品の導入をしてきた経験豊富な導入エンジニア、スクラッチ開発を得意とするエンジニア、UXデザイナーなど、さまざまな専門性をもつメンバーがそろっています。多様なメンバーがプロジェクトの初期段階からチームに参画して開発を進めることで、今までにないプロダクトを生み出すためにお互いの専門性を発揮しつつ補い合ってきました。
特に、当社は昨今、プロダクトやサービスのUX強化に全社で取り組んできました。Ci*Xシリーズも同様で、UXデザイナーの視点やノウハウを取り入れた「ユーザー中心のデザインや開発プロセス」を導入することで、会計ソリューションとしてトップクラスの「使いやすさ」を実現したと自負しています。
Ci*Xシリーズは今後どのような成長を遂げると考えていますか。
Ci*Xシリーズは2018年のリリース以来販売数を伸ばし続けており、その勢いは止まりません。私たちは常に「世の中にないものはつくり出そう」という気持ちで、強い気概をもって開発に取り組んでいます。今後もユーザビリティーと保守性の双方に重点をおいた高品質なプロダクトを生み出し続けることで、事業をさらに大きく成長させられると確信しています。
こうした持続的な事業成長を実現するには、組織体制の強化も不可欠です。そのため、多種多様な専門性を持った新しい仲間を求めています。
ISIDで活躍するには、どういった素養が求められますか。
当社では、パートナー企業やベンダーなどのさまざまなステークホルダーと協力しながら開発を進めているため、周りを巻き込みながら物事を進められる力が求められます。これは領域を問わず、どのポジションでも同様です。
特に、誰かが困っているときに「大丈夫?」と手を差し伸べられる人が当社で活躍している印象がありますね。時には自らの役割やポジションを超え、チームで協力して積極的に動こうとするマインドが大切だと思います。
この記事を読んでいる方へメッセージをお願いいたします。
会計ソリューションは長らく変化の乏しかった分野ですが、実はアイデア次第で可能性の広がる非常に面白い領域です。次世代の会計システムを目指すCi*Xシリーズを通じて、今後も新しいサービスを次々と生み出していけるはずです。
Ci*Xシリーズはまだ始まったばかりの事業です。決められたやり方で開発するのではなく、どんなサービスを、どんなふうに生み出していくのか、それを自分たちで考えて自ら道をつくっていく楽しさがあります。
この魅力的な会計システムの世界に関心を持ってくださった方は、ぜひ当社にご応募ください。挑戦心にあふれる方と一緒に働ける日を楽しみにしています。
※出典:ビズリーチ 公募ページ「株式会社電通国際情報サービス」(2023年8月10日公開)より転載