株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)において、人事領域のソリューションを提供するHCM事業部は、パッケージソリューション「POSITIVE(ポジティブ)」の導入を通じ、急速に売り上げを拡大しています。HCM事業部の強みや目指す未来像、そこで働く魅力とは。HCM事業部の各レイヤーで活躍する3名のメンバーにお話を伺いました。
HCM事業部 事業部長補佐 兼 ビジネスデベロップメントユニット 製品企画開発部 部長/Y
はじめに、HCM事業部の組織概要を教えてください。
HCM事業部では、人的資本管理(Human Capital Management)に関するソリューションを提供しています。2018年に事業部として独立した比較的新しい事業部門ながら急速に成長しており、社内でも大きな期待を集めています。
当事業部の特徴は、自社パッケージソリューションの製品開発、販売、導入、運用保守を一気通貫で行っている点です。人事領域のパッケージソリューションの提供を通じて、昨今急増しているさまざまな人事課題の解決を後押ししています。
その中核を成す自社開発製品が、統合HCMソリューション「POSITIVE」です。POSITIVEは人事、給与、就業管理、ワークフロー、タレントマネジメントなど、人事領域の幅広い業務をカバーした総合型パッケージで、主に大企業の人事部門向けに、業務に必要な機能をオールインワンで提供しています。
近年、HRTech市場が急成長し、業務特化型のSaaS製品が数多くリリースされています。そうした製品は、サービスの仕様に業務の手順をある程度寄せることで安価かつスピーディーな導入が可能な一方、各企業個別の要件には対応しにくい側面もあります。
日本の大企業は、各社特有の制度や慣習を有していることが多く、想像以上に標準化が難しいのが実情です。これを解決するためには、パッケージ機能と業務要件のギャップ分析、ギャップに対するソリューションの検討、提案が必要となります。HCM事業部の最大の強みは、パッケージ機能の提供だけでなく、個社固別要件を含めた顧客課題の解決、顧客要件実現のためのソリューション提供ができることだと思っています。
これにより、パッケージをベースとしながらもお客様ごとに最適なシステムを構築することが可能となり、業務効率化、生産性向上、システム運用コストの低減を実現できます。これこそ私たちHCM事業部ならではの付加価値であり、多くのお客様に選ばれている理由です。
昨今のHCM市場の状況についてお聞かせください。
近年、人口減少に伴う労働力不足や働き方改革の影響を受け、いわゆる「戦略人事」に取り組む企業が増えています。戦略人事とは、経営目標の実現に向けて戦略的に展開される人事施策です。人材育成やリスキリング、従業員のエンゲージメント向上、タレントマネジメントなど、デジタル技術を活用しながら短期~中長期までの幅広いタイムスパンでさまざまな取り組みを実行に移していくことが求められます。
それに伴い、HCMソリューション市場も活況を呈しており、今後もさらなる成長が予測されています。この流れを受け、当事業部でもさらなる拡販や自社製品の強化を通じて、HCM市場におけるシェア拡大を狙っています。
今後のHCM事業部のビジョンと展望をお聞かせください。
2023年、当事業部では「ヒトを信じ、日本の『はたらく』を変える」というパーパスを掲げております。このパーパスの実現に向けて、ソリューションの強化やコンサルティング機能の拡充に取り組んでいます。
ソリューションの強化については、現在提供している機能以外にも裾野を広げ、POSITIVEを人事部門が必要とするあらゆる業務機能を網羅したHCMプラットフォームに成長させたいと考えています。そのためにも積極的な機能開発や他製品との連携などを加速していきます。
また、コンサルティング機能の拡充については、人材育成や積極的な採用を通じて、上流から下流まで一気通貫のサービス提供体制を構築します。
2024年1月より、当社は商号を「電通総研」に変更し、従来のシステムインテグレーターからシンクタンク・コンサルティングも強化した企業としてビジネスモデルを変革します。この流れを最大限に活用して、HCM事業部でもコンサルティング機能を強化し、お客様の課題解決にさらに貢献できる体制を築いていきます。
最後に、求める人物像をお聞かせください。
まずは、私たちが掲げるパーパスに共感していただける方に来てほしいと考えています。私たちが取り扱うのはITソリューションですが、導入プロジェクトを担い、システムやサービスを利用するのは「人」に他なりません。POSITIVEの提供などを通じて、顧客企業の人事担当者や従業員の皆様が生き生きと働ける環境を作っていくことにやりがいを感じる方と共に事業を推進していきたいです。
また、コンサルタントやパッケージ導入支援、人事領域の業務経験がある方は、入社後すぐにご活躍いただけると思います。HCM事業部は製販一体の事業を展開しているため、お客様の課題を起点に製品に新たな機能を追加することも多々あります。そのため、お客様の課題や困りごとに敏感に反応できる視野の広さや声を集める力、お客様の成功イメージを想像する力が何より大事だと考えています。
パッケージ導入だけでなく、製品の機能開発や展開戦略など、幅広い経験・キャリアを積める環境がありますので、ぜひ応募を検討していただけたらと思います。
HCM事業部 HCMコンサルティング3部 部長/E
今回採用を強化しているプロジェクトマネージャーの仕事内容を教えてください。
当事業部におけるプロジェクトマネージャーの仕事内容は、提案から導入、保守フェーズまで多岐にわたります。
提案フェーズでは、お客様の課題をPOSITIVEでどのように解決するのか、そのためにはどのような機能やシステムの構成が必要なのかを、営業担当者やプロジェクトメンバーと連携しながら構想していきます。また、マネージャーレベルでは、プロジェクトの予算やスケジュール、組織編成などを行います。
導入フェーズでは、詳細な計画を作成し、適切なマネジメントを実施することが必要になります。プロジェクト期間中には計画通りに進まないタスクや課題も出てきますが、そういったタスクや課題を適切に管理し、お客様やプロジェクトメンバーと連携しながら解決を図っていくことがプロジェクトマネージャーとしての役割となります。
保守フェーズでは、お客様からのお問い合わせや依頼にスムーズに対応できるように運用フローや体制を構築し、安定したシステム・サービスが提供できるようにマネジメントします。また、お客様からは機能追加やグループ展開、バージョンアップなどのさまざまなご要望をいただきます。そのようなお客様のご要望にお応えするための提案や導入も実施していきます。
HCM事業部のプロジェクトマネージャーを経験することで、どのようなスキルが得られるでしょうか。
POSITIVEは自社開発のパッケージソリューションであると共に顧客要件に合わせてアドオン開発も行うため、販売や標準機能導入に特化したパッケージベンダーでは得ることが難しい「開発力」を身に付けることができます。
昨今、HCM市場にはSaaS製品など数多くのパッケージが存在していますが、日本の大企業の制度や業務は複雑で、パッケージ機能だけではきめ細かい対応は難しいのが実態だと感じます。
お客様の真のニーズに応えるには、パッケージ機能に限定せず、適切なアドオン機能を提案・開発することも必要になります。POSITIVEの導入に携われば、そうしたお客様の課題を解決する術を身につけ、お客様の期待以上のソリューションを提供する経験を積むことができます。
また、POSITIVEは自社製品のため、次期製品や機能の開発企画に携わる機会も多いです。お客様の意見や要望が機能に組み込まれた事例も非常に多くあるため、プロジェクトマネージャーの専門性以外にもご自身の経験を大きく広げるチャンスがあると思います。
Eさんは2013年にISIDにご入社し、現在は部長職を務めています。HCM事業部でキャリアアップする魅力は何でしょうか。
HCM事業部は個々人の裁量権が大きいため、幅広い業務を通じて多様なキャリアを描くことができます。
例えば、私は現在、部長職として担当部署のマネジメントを手がけていますが、並行して現場のプロジェクトにも参画しています。私自身は、いちコンサルタントとしてお客様の課題を解決することと、マネージャーとして業績アップや人材育成を手がけることの両方にやりがいを感じているので、現在の立場にとても満足していますが、いずれか一方を自身の専門性としてキャリアを選択している社員もいます。
マネジメントと現場を行き来する、一つの領域に特化するなど、自らの理想とするキャリアを描いていけるのが、HCM事業部の魅力だと思います。
最後に、ISIDやHCM事業部の組織の魅力を教えてください。
「風通しの良い組織風土と社員の魅力」に尽きます。HCM事業部は、POSITIVEという自社製品を取り扱うパッケージベンダーであり、また導入までを行うSIerでもあります。部内には、私たちのようなコンサルタントが所属する導入組織に加えて、POSITIVEを販売する営業組織、製品そのもの製造する開発組織が一体となっていますので、組織間のコミュニケーションが非常に良好です。働いている社員にもそれぞれ魅力があり職場環境の良さは感じていただけると思います。
実際に、ISIDは離職率が3~4%と極めて低水準ですし、そうした数字にも職場環境の良さが表れていると思います。良好な職場環境で、裁量を持って働きたいという方はぜひ参画を検討していただけるとうれしいです。
HCM事業部 HCMコンサルティング1部/T
Tさんは2022年にISIDにキャリア入社されたそうですが、転職の経緯やきっかけをお聞かせください。
前職ではシステムインテグレーターで企業の経営資源を一元管理するERP(Enterprise Resource Planning)パッケージの人事系モジュールの導入を10年間ほど担当しました。主な導入先は商社、メーカー、製造業などで、30社以上へのシステム導入を経験し、お客様の課題解決を支援できることにやりがいを感じていました。
しかし、前職のお客様は中小企業が中心で、キャリアを重ねるごとに「大企業へのシステム導入を経験したい」という思いが募っていきました。また、前職時代に取り扱っていたERPパッケージは、パッケージに業務を合わせることが前提だったため、お客様の細かいニーズに寄り添えないという物足りなさもありました。
そうしたなかで出会ったのが、ISIDのHCM事業部です。HCM事業部が提供するPOSITIVEは大企業向けの製品であり、お客様の業務とパッケージ標準機能との間にギャップがあった場合は、柔軟にアドオンの実装が可能な設計になっています。前職時代に「もっとお客様のニーズに応えたい」と考えていた私にとって、まさに理想的な製品でした。
また、「人柄の良さ」も参画の決め手になりました。面談でお会いした皆さんが気さくでフラットに接してくれ、「この会社であれば伸び伸び働けるはず」と確信しました。
現在の担当業務を教えてください。
現在は、大手商社へのPOSITIVEの導入プロジェクトで、プロジェクトリーダーを務めています。
お客様は既存の人事系システムをスクラッチで開発していたため、さまざまな機能が複雑に絡み合い、保守運用コストが増大している状況でした。そのため今回のプロジェクトでは、オペレーション改善などを通じて既存業務を整理し、パッケージに適応させることで、保守運用コストの削減を目指しています。
もともと「大企業へのシステム導入を経験したい」というのが転職の動機でしたが、このプロジェクトでは、その思いを果たすことができています。大企業の場合、システム導入に際しては人事部門だけでなく、経営層も含めさまざまな方々と関わる必要があります。多くのステークホルダーの意見を集約し、営業提案にまとめる仕事はチャレンジングですがやりがいも大きいと感じています。
また、お客様先のカウンターパートとなる方々が優秀な方々ばかりで、日々知見やフィードバックを共有していただくなかで、課題をくみ取ってソリューションを作り上げる提案力が大幅に向上している実感があります。今後もこうした経験を通じ、コンサルタントとしてのスキルを高めて、キャリアを築き上げていきたいです。
HCM事業部で働く魅力は何でしょうか。
メンバーに与えられた裁量権の大きさです。例えば、HCM事業部ではメンバー全員が製品企画のアイデアを出すことができます。私も2022年にISIDに参画したばかりですが、すでにいくつかの機能改善案を提案しています。
前職時代、機能改善案を提案できるのは上層部や一部のメンバーだけだったため、自らの意見を自由に発信できる環境にはとても驚きました。こうした環境は、仕事に臨むうえでのモチベーションになっていますし、HCM事業部の魅力でもあると思います。今後は、コンサルタントとしてキャリアアップしていくことはもちろん、製品企画の領域でも経験を積み、成果を出していきたいです。
※出典:ビズリーチ 公募ページ「株式会社電通国際情報サービス」(2023年9月7日公開)より転載